犬の幼稚園、うちの子は通うべき?いぬ暮らす幼稚園の特徴
「犬の幼稚園って気になるけど、うちの子に必要なのかな?」 そんな風に悩んでいる飼い主さんも多いんじゃないでしょうか。
犬の幼稚園に通う本当の目的と、どんな子・どんな飼い主さんに向いているのかをお伝えします。
犬の幼稚園に通う目的1. 質の良い社会化経験を積む 社会化というと「とにかくたくさんの刺激に慣れさせればいい」と思われがちですが、それだけでは不十分なこともあります。
大事なのは、環境・対人・対犬どれにおいても「質の良い」経験を積み重ねること。
ただ他の犬や人に囲まれるだけでなく、安心できる環境の中で良い経験を重ねていくことが、将来の落ち着きや性格の土台をつくります。
2. 今後の問題行動を「予防」する
「問題行動を改善したい」という理由で幼稚園のお問い合わせをいただくことがとても多いのですが、いぬ暮らすでは幼稚園を問題行動の改善目的での利用はおすすめしていません。
問題行動改善がみられるケースもありますが、主な幼稚園の目的は経験の幅を広げ、これから起こりうる問題行動を未然に防ぐこと。
今ある困りごとを解決する場所ではなく、これからの困りごとを増やさないための場所だと考えてください。
そもそも問題行動のほとんどの原因は、犬自身というより飼い主さんや普段の生活環境にあることが多く、 そこが変わらない限り幼稚園に通うだけで犬が変わることはほとんどありません。
とはいえ、問題行動や困りごとが全くないという犬・飼い主さんの方が、実は稀です。
現在通ってくれている生徒の中にも、幼稚園とレッスンを併用しながら日々の困りごとの改善にも取り組んでいる子はたくさんおられます。
ただそれは、幼稚園に通ったから解決したわけではなく、あくまで飼い主さんご自身の取り組みがあってこそだということは忘れないでいただきたいです。
3. 環境を変えて成功体験をつくり、家庭に持ち帰る
幼稚園に預けるだけでは、「幼稚園ではおりこうにできるのに、家では言うことを聞かない」という状態になりがちです。
これは幼稚園に限らず、預かり型のトレーニング全般に共通する課題です。
大切なのは、まず幼稚園という環境で成功体験を積み、それを定着させること。
そのうえで飼い主さん自身も学んでいかないと、本当の意味では意味がありません。
私たちは、幼稚園と飼い主さんの両方が変わっていくことを大事にしています。
4. 飼い主さんの負担軽減
日中のお仕事で家を空けなきゃいけない、留守番が苦手、お友達を作ってあげたい、発散させてあげたい――そんな理由で通ってくださる方も多いです。
どんな子が通うべき?年齢別に見てみよう 子犬期:2回目のワクチンが済んだら、できるだけ早く
「3回目のワクチンが終わるまでは外に出さない」という情報、実はもう古いんです。
米国獣医動物行動学会(AVSAB)の公式見解でも、生後3ヶ月間は社会化にとって最も重要な時期とされていて、社会性が恐怖心を上回るこの期間こそ、新しい人・犬・環境に適応できる最大のチャンスだとされています。
この時期に十分な社会化ができないと、将来的に恐怖心や攻撃性など問題行動のリスクが高まることもわかっています。
実際、問題行動は保護犬になってしまう原因とも言われていて、3歳未満の犬の死因としても感染症より問題行動の方が多いというデータもあるほどです。
もちろん3回のワクチン完了前に外に出すことでの感染症リスクがゼロというわけではありません。
メリットとデメリットを踏まえた上で、1トレーナーとしては社会化を優先すべきだと考えており、2回目のワクチンが済んだらできるだけ早く来ていただきたいというのが本音です。
成犬期: 成犬になっても経験の幅を広げたい方に
成犬だからといって幼稚園に入園できないわけではありません。成犬期でも、これまでと違う環境やお友達との関わりを通して、経験の引出しをさらに増やしていける時期でもあります。
日々の生活だけでは出会えない良い刺激や関わりを重ねることが、落ち着きや対応能力にも繋がっていきます。
とはいえ、新しい経験への順応力や吸収力は、成犬よりも子犬期の方が圧倒的に高いのも事実。もし迷っているなら、できるだけ早いタイミングで始めるに越したことはありません。
シニア犬:若々しさをキープするために
年齢を重ねた子にも、幼稚園でできることはたくさんあります。筋力維持のトレーニングや、脳トレ・知育玩具・ノーズワークなど、心と体を程よく刺激するプログラムを通して、できるだけ長く若々しく元気でいてもらうことを目指しています。
いぬ暮らすが大切にしていることいぬ暮らす幼稚園には譲れないポリシーがあります。
それは「預かることで問題行動を増やさない」ということです。
集団の中では、興奮癖が助長されたり、他の子の警戒吠えを真似してしまったり、困った要求行動を覚えてしまったり、強引な挨拶やマウンティングでいじめっ子のようになってしまったり、群れの中で威張るようになってしまったりすることがあります。
そういった「治安の悪い集団」にならないよう、人間が決めたルールはしっかり守らせるよう努め、どうしても必要であれば犬を多少叱ってでも、その場の秩序を守ります。
なので、「幼稚園で遊ばせたいけど、うちの子は一切叱ってほしくない」と思う方は、正直なところ向いていないかもしれません。すべてのワンちゃんが気持ちよく、できるだけ事故なくトラブルなく安心して過ごせる環境や治安を守るための手段だと考えていただけると嬉しいです。
いぬ暮らすで待っている楽しい時間ルールや譲れないポリシーの話をしましたが、いぬ暮らすの毎日は楽しいことも盛りだくさんです。
春はお花見、夏は水遊びなど、季節ごとのイベントや校外学習も積極的に行っています。
社会化トレーニングの一環としてはもちろん、集団行動に慣れてもらったり、お友達と一緒に思い出を増やしたりする貴重な体験の場にもなっています。
また、毎月お手入れチェックも行っており、体重測定や爪の長さ・歯の汚れなどを三段階で確認しながら、体重管理のアドバイスやハズバンダリートレーニングなどを用いたお手入れのトレーニングも行っています。
ちょっとした異変の早期発見にもつながるかもしれない大事な習慣です。
イベントの様子は、撮影した思い出写真としてオンラインでご購入いただくこともできます。
一眼レフで撮ったスマホでは残せないクオリティの写真もあるので、お友達との一枚やいろんな表情を写真データで購入できるのはもちろん、ポスターやポストカードなどオリジナルグッズにして残せるのも嬉しいポイントです。
そして何より、トレーナー歴10年以上のスタッフが動物行動学に基づいてその子を分析しながらトレーニングにあたっています。
定期的なスキルアップ研修も行いながら、基礎トレーニングはもちろん、ドッグスポーツやノーズワーク、クリッカートレーニング、トリックなど幅広い技術で、通ってくれる子たちの毎日を豊かにしています。
まとめ
犬の幼稚園は、特別な子だけが行く場所でも、預けたら魔法のように問題が解決する場所でもありません。
質の良い社会化、問題行動の予防、環境を変えての成功体験づくり――これらを飼い主さんと一緒に積み重ねていく場所です。
その分、季節のイベントや思い出づくり、大好きなスタッフとの毎日など、通うからこそ得られる楽しさもたくさん詰まっています。
「うちの子はどうかな?」と気になった方は、まずは一度、気軽にご相談くださいね。

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